スネのケガ・疲労骨折とインソール【バネインソールワンポイントレッスンVOL9】

もう12
ですね。一年は終わりに近づいていますが、この時期から始まるのがマラソンや駅伝などランニングのレース。レースや練習が増えるのに比例して増えるのが疲
労が原因で起こるケガ、スポーツ障害。今回はランナーに特に多いスネの疲労骨折とインソールの関係を見て行きましょう。

 

●スネを疲労骨折しやすい理由

歩行でカカトが接地する瞬間、スネにかかる衝撃は体重の57倍。ランニングでは衝撃が更に増えるので、ランナーに限らずスポーツする人にとってスネは痛めやすい部分です。

特にスネの外側の骨、腓骨(ひこつ)は疲労骨折を起こしやすい部分。

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(画像はhttp://solelife.tv/Column/shibata04/から転載)

スネには2本骨があるのですが、足の内くるぶし側にある脛骨(けいこつ)に比べて、外くるぶし側の腓骨(ひこつ)の方が長い。

骨が長いので、地面に衝撃が伝わるのは腓骨側。その分、疲労も蓄積しやすいので、スネの骨の中でも腓骨は特に痛めやすい部分です。

 

●スネの負担を減らすには

スネの負荷を減らすためには、足が地面に着地する最初の部分、カカトで衝撃を吸収して、スネに伝わる衝撃を軽減させるしかありません。この機能は誰の足にもあります。

一つは足の動きで衝撃を吸収する機能です。着地の瞬間に素早く「柔らかい足(回内)」になって一定の衝撃を吸収します。

※この動きを安定させるには踵の骨「踵骨」を安定させることが大切です。詳しくは バネインソールワンポイントレッスン1(http://news.ba2ne.com/archives/51657748.html)をご覧ください。  

 

●バネインソールは衝撃吸収能力を引き出す

もう一つがカカトの脂肪で衝撃を吸収する機能です。カカトを触ると柔らかい部分がありますが、ここには約1.3cm脂肪と頑丈な結合組織があり、ここで約半分の衝撃を吸収しています。

ですが、この踵にある脂肪層の衝撃吸収能力は、インソール無しで十分な機能を発揮できません。靴の底は平らなので、着地衝撃で脂肪層がつぶれてしまうからです。

そこで必要なのはバネインソール。黄色いプラスチックのヒールカップに球形の穴を開け、カカトを包み込むようになっているので、着地の衝撃で脂肪が逃げない作りになっています。

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加えて穴を開けた部分も衝撃を吸収する素材になっているので、更に着地衝撃を減らせます。

 

スネ特に腓骨の疲労骨折を繰り返している方は、体に元々備えられている衝撃吸収機能を引き出すバネインソールをぜひお試しください。

バネインソールワンポイントレッスンに関する質問・御感想は
Twitter: @shibataakira
Facebook: 柴田明
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